京都

今年2017年の「基準地価」のお話です。
日本ホールディングスのある京都や大阪などの基準地価が上昇しているとの事です。
やはり、外国人観光客が増加した事の影響が大きいようです。

ここで世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」ぬよるランキングを発表しましょう。

トリップアドバイザー「外国人に人気の観光スポット 2017」を発表

「外国人に人気の観光スポット」での1位は京都府京都市の『伏見稲荷大社』でした。『伏見稲荷大社』はなんと4年連続の1位という事です。
2位は東京都千代田区の『アキバフクロウ』、3位は広島県広島市の『広島平和記念資料館』と続きます。
京都で言えば京都府京都市の『清水寺』が6位、京都府京都市の『金閣寺 』が8位、京都府京都市の『禅林寺 永観堂』が12位、京都府京都市 の『サムライ剣舞シアター 』が15位、
京都府京都市の『京都駅ビル』が29位、京都府京都市の『三十三間堂 』が30位と、7つもランクインしました。

また、「基準地価の商業地上昇率」のランキングでも「伏見稲荷大社周辺」や「東山区」など5つの京都の地域がランクインしました。
他の地域でも北海道や沖縄など、観光地が上位になっており、観光地の基準地価が上昇している事が伺えます。

京都がなぜ人気なのか?については
日本ホールディングスが選ばれる理由
で解説しています。

【京都の特徴と将来性】
1:多くの人が住みたい街だから資産性が高い
2:学生の賃貸需要が大きい
3:厳しい建築規制のより、希少性が高い

このような理由から、京都の物件をお勧めします。

「伏見稲荷大社」その魅力とは?

京都市伏見区にある伏見稲荷大社。
全国の稲荷神社の総本社で、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主祭神に五柱の神を祀っています。

風土記や日本書紀にその記述がみられ、もとは五穀豊穣を司る神でした。
時代が新しくなるにつれて、商売繁盛や家内安全、安産、学業成就、病気の平癒そして芸能上達に至るまでそのご利益は多岐にわたります。

かの弘法大師空海に関する逸話も残っています。
古来から伏見稲荷大社は人々の心を惹きつけてきました。

その人気の理由は何なのか、その魅力を発見する旅に出ましょう。
先ずは何といっても朱塗りの千本鳥居。鮮やかな朱色の中を歩けば、別世界に迷い込んだような不思議な気分になります。

それもそのはず鳥居は神の聖域と人間の俗界を隔てる結界。また朱色は魔除けの意味が込められています。
千本鳥居を潜りながら参拝者は、神様の世界へ向かいます。

こうした言い習わしはあるものの近年観光客が多いのも事実。
お互い迷惑にならないよう右側通行を心掛けましょう。

次に良く知られたスポットは「おもかる石」その石を持ったときの感覚で、願いが叶うかどうかを占います。
他の神社仏閣でもときどき目にします。

軽く感じれば、願いが叶う日が近い。
逆に重く感じればまだ願いは叶わないとされます。

その場所は奥社奉拝所へ行き、案内板を頼りにすれば良いでしょう。
その形は灯籠の上に置かれた玉ねぎ形の擬宝珠。
願いを心で思いながら、両手で持ち上げましょう。

お稲荷さまと言えば、きつね。
これは御祭神が「きつね」ではなく神様の使いが「きつね」だったことに由来します。

そのきつねをモチーフにした絵馬は伏見稲荷ならでは。白狐の輪郭に各人が思い思いの顔と願いを書きます。
白狐は、他にも楼門前で向かい合わせに座り参拝客を迎えてくれますし、白狐そのものを祀った社も境内にあります。

これらの白狐、実はそれぞれ表情が異なります。
その違いを見比べるのも楽しいでしょう。

また伏見稲荷はその行事も魅力のひとつ。
毎年二月最初の午の日に初午大祭が行われます。

その際に参拝者に授与される「しるしの杉」は商売繁盛や家内安全のお守りとされます。
その謂れは平安時代に遡り、熊野詣の往復に稲荷社に立ち寄り、杉の小枝を折って身に着けることが一般化したそうです。

こうした慣習を共有できるのも長い歴史を持つ伏見稲荷だからこそでしょう。
さらに重要文化財に指定されている入母屋造の楼門も、素通りするだけでは勿体ない建造物です。

創建時の楼門は応仁の乱で焼失したとされ、現在のものは豊臣秀吉が母の病気治癒を祈願して再建したとされます。
楼門の他にも重要文化財があり、目代の所領であった「御茶屋」や先に紹介した「白狐社」も該当します。

また伏見稲荷大社本殿も重要文化財であり、五間社流造で建造されています。
本殿の見どころは大修繕の影響から室町、安土桃山、江戸各時代の特徴が見られること。
また蟇股などの装飾に注意すればより時代の特徴を知ることができます。

昼間とは別の幻想的な姿

夜の伏見稲荷大社
稲荷大社は夜間もまた美しい。灯籠に明かりが燈され昼間とは別の幻想的な姿を見せてくれます。
ただし、社務所や店は閉まっているので注意が必要です。

夜の境内に魅せられる外国人も多く、写真を撮る光景がしばしば見受けられます。
毎年7月に行われる本宮祭の前日の宵宮祭には、稲荷山や境内に散在する石灯籠や提灯に明かりが燈る万灯神事が催されるので、こうした夜の雰囲気を味わいたいときは7月に合わせて参拝すると良いでしょう。

1000年以上の歴史を持ち、戦火で焼失する憂き目に遭いながらも人々の信仰の対象であり続けた伏見稲荷大社。
その魅力はここに紹介したものだけではありません。

きっと参拝する人ごとに、その人なりの魅力に気付かせてくれるでしょう。