以前から話題となっている不動産投資の事件、「かぼちゃの馬車事件」というものがあります。
これは女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」というものを運営する会社が経営破綻し、投資家が多数被害に遭った、というものです。
この事件から不動産投資で学べる事を考えてみましょう。
まず、このシェアハウスが人気だったポイントとしては「サブリース」「リスクが少ない」という点です。
「サブリース」で運営会社が物件を一括で借りる事により家賃保証され、空室リスクが無くなるのです。
しかし、サブリースにより家賃保証がされるのは最初の2-3年だけで、更新時には空室の場合も考慮された額に家賃が見直される、という話があります。
運営会社も利益が出ないと運営ができないという訳です。
そしてその条件に同意できなければ契約は結ばれません。
また、「シェアハウスは通常のマンションなどよりも収益性がある」という噂などもあり、高額の物件がどんどん売れたそうです。
シェアハウスの収益が高い理由は、お風呂、トイレ、キッチンなどが共用であり、そのぶん部屋数が多く、入居者を多く入れられるからです。
賃料単価はお風呂、トイレ、キッチンなどが共用部分を含めない個室部分のみで計算されます。すると面積に対して単価が高いという事になります。
つまり、単価が高く、しかも多数の入居者を入れられるので「シェアハウスの収益性が高い」となるのです。
しかし、これでは「詰め込み型住宅」となり、入居者が集まりにくくなることもあります。
シェアハウスとして理想的なのは、コミュニケーションを上手く行えるように共用部分を充実させたりしたほうが好ましいです。
入居者が集まれなければ、賃料を下げるしかありませんので、そうなると収益性は低くなります。
このような点によく注して不動産投資で収益を得られるようにしましょう。