誰でもそうなのですが、特に不動産投資の初心者の方が恐れているのは「不動産投資で失敗すること」
だと思います。
失敗を避ける為には他人の失敗体験というものが大変参考になります。」
まず考えられるのが「大きな企業や大学をあてにする」という事です。
不動産投資で重要なポイントは立地ですよね。
周辺地域の環境です。
駅が近くにあったり、商業施設があったりする、いわゆる都市であるというのが一般的に良い立地ですが、
地方などであっても、大きな企業があったり、大学があったりするとそこに通う新入社員、新入学制が入居する可能性が高く、
良い物件と考えられます。
しかし、とある投資家の方の失敗談がございます。
物件は郊外にある800万円のマンション。場所は郊外ですが、近くに女子大があり、防犯の観点からみても良いマンションであったので、女子大の学生の入居が見込めました。
実際に数年は入居者が埋まり、入居率100%をキープしていました。
しかし4年後、その女子大が都心部に移転してしまったのです。
そこに住んでいた学生は引っ越してしまい、空室がとなってしまいました。
大学が無くなるとそのマンションは、単に都市から遠い郊外の物件です。
なかなか入居者は集まりません。実際に、1年以上空室になってしまったそうです。
最終的にその方はマンションを売却。そして売却金額は購入時の3割程度に値下がりしてしまいました。
このケースはいささか気の毒とも思えるものですが、あまりにも「大学」に依存し過ぎてしまった為に起こったものだと言えます。
やはり物件の立地としては、駅から近い都市部というのがリスクの少ない無難な立地ですね。