売却される資産は全体で2500億円規模
大手米投資会社のブラックストーンが中国の保険会社である中国安邦保険集団へブラックストーンが日本に保有するマンションなどの不動産資産を売却することが分かりました。
米投資会社のブラックストーン・グループは、日本に保有する不動産資産を中国の保険会社、安邦保険集団に売却する。売却される資産は全体で2500億円規模になるもよう。
なお中国安邦保険集団が買収する不動産は、東京・大阪・名古屋などの大都市圏に位置する中産階級向け住宅とみられております。
安邦保険が買収するとみられる不動産は、主に東京、大阪、名古屋などの大都市圏に位置する中産階級向け住宅。契約が締結されれば、08年の世界金融危機以降で最大規模の日本の不動産取引となる。
そもそもブラックストーンと中国の繋がりはかなり強いこともあった為、日本の不動産資産を保有するブラックストーンが中国へ売却する可能性は高く、それが実現する形となりました。
ブラックストーンは中国投資との資本提携関係で、2007年9月から中国本土で相次いで大型投資を展開してきた。同年、ブラックストーンは中国国営企業の中国化工集団公司傘下の子会社である中国藍星集団に6億ドルを出資し、同社の20%の株式を取得した。その後、中国では初めての不動産投資として、ブラックストーンは2008年6月、上海市中心部にある商業用ビルの「上海長寿商業広場」を11億元で購入した。
余談ですがブラックストーンは最近話題のトランプ時期米大統領の政権人事で不動産部門グローバル責任者のジョナサン・グレイ氏と会談、財務長官候補にも挙がっています。
(同氏はブラックストーンでまだ「やるべき仕事がたくさん」あるとコメントしていますが)
「米新政権」「ウォール街」…etc、これら全ての話題が市場に及ぼす影響を慎重に見極めていかなければなりません。